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2021年9月 4日 (土)

称専寺の庚申石仏(江戸川区東葛西)

称専寺は永禄5年(1562)に創建された桑川村の古刹。浄土宗の寺院である。東京都の東の端らしくのどかな雰囲気のある境内。寺の門前の通りは昔、長島川が流れていた筋で、川の北側(称専寺側)に道が通っていた。寺の北東の江戸川傍に変則の交差点があるが、そのあたりで江戸川の水を取り桑川村、長嶋村、東宇喜田村の水田を潤していた。

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本堂に向かう右側に立派な舟型光背型の石仏が並んでいる。その向こう側の小堂には小さな弘法大師の座像が2基祀られており、それぞれ基壇には第拾番、第拾壱番と刻まれている。これは葛西大師回りという江戸川区の無形民俗文化財に指定されているもので江戸時代から伝わるこの地域の霊場巡りの一部。

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手前の2基の庚申石仏は、右が地蔵菩薩の庚申塔で女人講中によって造立されたもの。造立年は万治3年(1660)10月。「奉造立石像庚申一座立令成就供養所依之講衆等二世安楽無趣者也」と刻まれている。左の舟型光背型の石仏の主尊は阿弥陀如来でこれも庚申塔。こちらは男人講中によるもので、造立年は同じ万治3年(1660)、左肩部分が欠損しているが文字の残りから見てこれも10月のようである。こちらには「奉建立石像庚申之供養立之講衆等・・・」とある。男女に分かれてそれぞれ同時に石仏を建立するというのは珍しい。

場所  江戸川区東葛西1丁目38-23

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