上今井無名の地蔵堂(江戸川区江戸川)
誠心寺から上今井香取神社へ行く途中、路地の辻に地蔵堂を発見した。調べてみたが、どこにも情報がない。古い地図を確認すると、この辺りは旧江戸川の右岸に民家が集まった上今井という土地であった。上今井は明治時代は東京都南葛飾郡瑞穂村で、江戸時代からの上今井村、下鎌田村、当代島村、前野村、下今井村(一部)、二ノ江村(一部)が合併して瑞穂村となり、昭和7年(1932)に東京市江戸川区となった。
堂宇の後ろには墓石が数基並び、堂宇の中には丸彫の地蔵菩薩立像と丸彫の聖観音菩薩立像が祀られている。
石仏をあちこち眺めてみたが、文字らしいものは前方からは確認できなかった。石の状態等から推察して江戸時代後期のものではないかと思われたが、何も資料がなく分からないので、今後の宿題となってしまった。江戸川区の文化財資料を調べてみたいと思う。
場所 江戸川区江戸川3丁目44-3
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