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2021年10月17日 (日)

西光寺の石仏(江戸川区南篠崎町)

篠崎街道沿いにある真言宗の西光寺の創建は永正2年(1505)で当時ここは上鎌田村。同じ江戸川区江戸川(下今井村)にも西光寺があるがあちらは浄土宗寺院で、南篠崎町(上鎌田村)の西光寺は真言宗である。二つの西光寺の距離は3㎞足らずなので、間にあった上今井村あたりでは「どっちの西光寺だ?」なんて会話もあったかもしれない。

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篠崎街道から参道が本堂に向かっているが、入るとすぐに右に3基の石仏が並んでいる。なかなか素晴らしい彫りの石仏で、左端は笠付角柱型の庚申塔。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、造立年は宝暦9年(1759)11月、「當村講中」と右側面に大きく書かれている。左側面には「奉造立青面金剛一体」とあった。

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中央の大きな舟型光背型の地蔵菩薩立像は地蔵尊の右に「庚申之功徳」とあることから庚申塔であると言われる。造立年は万治3年(1660)と古いものだが、石材の質もよく彫りも素晴らしい。その右の小さい方の舟型光背型の地蔵菩薩像は墓石らしい。「前項法師菩提也 施主▢▢」とあり、造立年は寛文6年(1666)9月である。

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本堂前にあるのが江戸川区の指定有形文化財になっている石造線刻地蔵菩薩立像碑。ガラスケースに収まっているので、好天の日にはこのように反射の嵐でうまく写真を撮れない。陽刻浮彫の手法で彫られた地蔵菩薩像で天明年間(1781~1788)の作だと言われる。

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本堂手前の参道の左に気になる石仏が並んでいた。左が阿弥陀佛、右が大日如来である。とても大きなもので、裏にまわって墓所側から背中の文字を読んでみた。阿弥陀石仏は寛文元年(1661)10月の造立。大日如来像も同じく寛文元年(1661)の造立だが、月が書かれていない。おそらくは同じ時期に同じ石工が建立したものだろう。

場所  江戸川区南篠崎町1丁目1-24

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