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2021年10月 8日 (金)

延命寺の石仏(1)(板橋区中台)

板橋区中台にある延命寺は真言宗の寺院。中台村の本村の中央に位置しており北の低地から松山の坂を登りきると延命寺に至っていた。蓮根川の支流の沢が削った谷あいに臨む傾斜地にある。板橋区には志村延命寺と中台延命寺が近接しているがどちらも真言宗豊山派。中台の延命寺は永正年間(1504~1520)にこの地に創建された観音堂を江戸時代になってから一寺としたものと伝えられる。参道を進むと本堂だが、そこから180度ターンすると墓所入口でその前に石仏が並んでいる。

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墓所は一段高い台地上にあり、その斜面側に並んでいるのがこの3基の庚申塔。右から天和3年(1683)9月造立の笠付角柱型で、日月、青面金剛像、三猿の図柄だが、側面と尊像下に蓮華と蓮葉が描かれている優雅なもの。枠には「奉造立青面金剛一結之衆中二世安楽所」とあり、左には「中臺村庚申講衆」と書かれている。中央は同じく笠付角柱型で、貞享5年(1688)2月の造立。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄で武刕豊嶋郡中臺村の銘がある。左は、享保2年(1717)2月造立の笠付角柱型、擬宝珠も残っている。日月、青面金剛像、二鶏、邪鬼、三猿の図柄で、地名はない。

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庚申塔の後ろには高さ2.9mある宝篋印塔が立つが、これも庚申講中がらみである。造立年は享保17年(1732)10月で「万人講中」とあるがその下に「庚申講中六人」と刻まれている。側面には「武刕豊嶋郡中臺村  雙林山延命寺」とある。

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宝篋印塔の脇にある丸彫の地蔵立像だが、これは新しいもの。年紀等は刻まれていない。正面には「為故堀本孝子菩薩」とあり、亡くなったその方の菩提を弔うもののようだ。

場所  板橋区中台3丁目22-18

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