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2021年10月19日 (火)

六斎地蔵尊と庚申(江戸川区下篠崎町)

篠崎街道を北東に進むと南篠崎町から篠崎町に入る。今は空き地もないくらい建物が建ち並ぶ街だが、人口が急増したのは東京オリンピック以降である。それまでは田んぼの広がる地域だった。

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比較的大きな交差点の一角に稲荷と一緒に庚申塔が祀られていたのだが、訪問時には消えてしまっていた。まだ痕跡はしっかりと残っている。通りかかった車椅子のおばあさんと介護士らしき女性が話していた。「ここにお稲荷さんがあったんだけどねぇ」と。私もつい「そうですよね、前はありましたよね。」と話したが、仕方がないのでこの先の六斎地蔵尊に向かうことにした。

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すると六斎地蔵尊の一画に稲荷と並んでいた庚申地蔵があったのである。工事で稲荷神社が撤去された時に庚申地蔵はここに移されたわけだ。造立年は宝永6年(1709)8月。舟型光背型の尊像の右には「奉造立庚申供養」とある。

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家主ともいえる六斎地蔵尊は天和2年(1682)8月の造立で古いものである。無量寺の別院である旧六斎堂の御本尊だったらしい。昭和40年(1965)11月に、旧六斎堂からこの場所に移設されたと書かれている。旧六斎堂は下篠崎町会会館の隣にあったとあるが、それがどこかは別別述する。地蔵には「為三界万霊六道四生一切含識成仏也」と書かれており、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)のどの状態でも救いを与えるというのが六斎なのだろう。

場所  江戸川区下篠崎町9-13

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