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2021年10月16日 (土)

上鎌田の庚申塔(江戸川区南篠崎町)

篠崎街道を東北に歩いていくと、上鎌田バス停の少し西の辻に1基の庚申塔が立っている。この辺りは明治から昭和前期にかけてはまだ農業地帯で用水路の役割を果たす小河川が縦横に走っていた。この近くにも柴又街道と並行するように東井堀という小流が流れており、その東岸には西光寺がある。西岸の辻が高井家でその角にあるのがこの庚申塔である。東井堀は現在では人工水路を持つ遊歩道になっている。

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この庚申塔は道標も兼ねているので「上鎌田の庚申塔行徳堂石造道標」という名前が付いている。大きな角柱型の庚申塔で正面には「青面金剛」と書かれ、台石には大きめの三猿が彫り込まれている。造立年は文政9年(1826)4月で「初鬼宿日」とある。鬼という文字をググると何ページにもわたり『鬼滅の刃』の情報が並んでしまい真相がわからないが、鬼宿日(きしゅくにち)というのは昔から縁起がいい日とされており、鬼が宿にこもっていて出てこないので安全とされる。

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鬼宿日は28日周期なので、なぜ4月が「初鬼宿日」なのかははなはだ疑問だが、昔の土地の暦ではその日が初鬼宿日だったのだろうか。塔の側面には、「右 ぎゃうとくミち」とあり、篠崎街道が行徳の塩を江戸に運ぶ重要な街道であったことが分かる。

場所  江戸川区南篠崎町2丁目46-13

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