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2021年10月31日 (日)

中井谷熊野神社庚申塔(大田区南馬込)

南馬込4丁目は東の臼田坂の尾根道(旧田無街道)、南の桜並木の内川暗渠筋に挟まれた台地と谷の地形である。小沢によって刻み込まれた小さな谷が沢山あり、尾根筋に反して歩くと上り坂下り坂の繰り返しになる。中井谷熊野神社は谷筋を下る鐙坂(あぶみざか)の東の尾根の突端に位置する。創建年代は不詳ながら、江戸時代には馬込村小名井谷の鎮守だったとされる。台地の縁であることは境内が数mの高さの石垣の上にあることからもわかる。

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本殿に向かって境内の右隅を見ると小祠と桜の古樹に挟まれて駒型の庚申塔が祀られている。板状駒型の庚申塔には、日月、青面金剛像、二鶏、三猿が陽刻されており、造立年は享保5年(1720)11月とある。尊像脇には「奉庚申供養石碑」と刻まれ、下部には「武刕荏原郡馬込村中井」の銘がある。

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三猿の下には他に願主11名の名が刻まれ「同行中敬白」と締められている。苗字は北村姓4、加藤姓2、鈴木姓2など。台地下の内川はもともと苗川、一川などと呼ばれていた荏原台からの小流だが流れ下る先は海苔の養殖が盛んだった大森海岸。現在では東海道本線から下流が開渠となっておりそれより上流は暗渠化され道路になっている。

場所  大田区南馬込4丁目13-24

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