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2021年10月27日 (水)

南町庚申尊(板橋区南町)

現在は南町という何の味もない町名だが、江戸時代は中丸村という農村だった。もともと谷端川の左岸の傾斜地だったが、関東大震災後に開発が進み人口が急増した。高度成長期に入った頃、広い材木工場になったが、昭和38年(1963)に斜面を削って広い平地に変え、ハタスポーツプラザが誕生。プールや当時大流行したボウリング場など様々な施設が作られたが、スーパーマーケットのマルエツが2020年に閉店したのを最後に再開発が始まった。

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敷地の南の角に以前からあったのが南町庚申尊という庚申塔の堂宇で、工事が始まってもこの一角はそのまま残されていてホッとした。中丸村などの地名の痕跡は少ないが、山手通りのバス停の名前が「南町庚申通り」という名で残っている。あとは工事敷地の北の端の交差点で山手通りと交差する通りが「中丸通り」といい、南町庚申通りの北のバス停は中丸町という。

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堂宇に祀られている庚申塔は立派な笠付角柱型。日月、青面金剛像、二鶏、三猿の図柄で、青面金剛の頭には蛇がとぐろを巻いている。造立は宝永5年(1708)10月。「奉造立供養青面金剛尊像庚申講中 二世安楽祈所」と記されている。

場所  板橋区南町22

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