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2021年11月 6日 (土)

東谷北野神社の庚申塔(大田区南馬込)

南馬込の北野神社は天文年間(1532~1555)馬込村東谷の平林重郎左衛門という人物が京都の北野神社から分霊を奉祀したものと言われる。参道を進むと大正13年(1924)建之と書かれた石鳥居がある。鳥居の柱には「東区」とあるが、この辺りから東の池尻川低地にかけては東と呼ばれた地域である。

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本殿向かって左奥に3基の庚申塔が並んで立っている。大きさが違っていてまさに大中小という感じなのだが、大きい方が古く小さい方が新しい。左にあるのが駒型庚申塔で造立年は宝暦7年(1757)立秋(7月:旧暦)。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄である。小さいと言っても78㎝ある。尊像右には「奉供養 武州馬込村 東谷中」とある。

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中央は珍しい像形の庚申塔。大田区の分類では破風型とされていた。日月、青面金剛像、三猿が描かれており、右側面には「奉造立庚申供養為二世安樂也 石橋壹ヶ所 願主 平林重郎左衛門」とある。北野神社勧請の重郎左衛門の子孫だろうか。それでも造立年は享保9年(1724)2月だから江戸時代中期の話。左側面には「武州荏原郡馬込村天神谷 一講同行十四人」とある。右の笠付角柱型の庚申塔は150㎝程もある。青面金剛像と三猿が描かれている。文字が沢山刻まれているが、年紀は右側面に延宝8年(1680)天黄鐘吉祥日とある。「黄鐘」というのは11月を意味するらしい。正面右縁には「東海道武陽馬込村東之里 百八人全男…庚申二座奉一念待…」とあり、左側面には「慈眼山萬福寺…」という文字もある。

場所  大田区南馬込2丁目26-1

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