愛染院会館前庚申塔(練馬区春日町)
春日町駅前に至る豊島園通りの愛染院会館前の角に屋根付の庚申塔が立っている。この場所は以前は堂宇はなく、角地を削って窪みを作りこの庚申塔が祀られていた。愛染院会館は寺院愛染院併設の斎場のようだ。
道路わきながら庚申塔は良い保存状態である。笠付角柱型で日月、青面金剛像、邪鬼、参猿の図柄。右側面角には「奉造立庚申供養二世安樂所」と書かれている。左側には「武州豊嶋郡上練馬邑中宮村」とあり、享保16年(1731)11月の造立年がある。
側面の蓮の花葉も優雅である。下部には、講中二十四人、願主 鹿嶋庄三郎」の銘がある。ここから少し南に行ったところで交差するのが富士街道。この南北の道はもともとは川越街道から田柄を経て中村に至る主要な村道であった。
場所 練馬区春日町4丁目17-1
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