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2021年11月23日 (火)

春日町青少年会館の石仏(練馬区春日町)

愛染院会館の南、春日町駅の手前に区立の春日町青少年会館がある。ここにはかつて練馬国民学校(明治10年開校)があり、これは初等科と高等小学校を兼ねた学校だった。その後の変遷はよくわからないが、戦後の地図には学校マークが見られないので、昭和20年代に移転したのだろう。現在この地には青少年会館と銀行などがある区画になっている。

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青少年会館の前庭には2基の石仏が保存されている。どちらも駒型だが、右は『又六庚申塔』と呼ばれる庚申塔、左が『海老谷戸の馬頭観音道標』と言われる馬頭観音である。それぞれに説明板があるのはさすが区立の青少年向け施設である。右の庚申塔は、日月、青面金剛像、三猿の図柄で、造立年は享保2年(1717)霜月(11月)とある。

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庚申塔には「奉造立庚申二世安樂所」「中宮村講中十三人」とあり、「講親 鹿嶋又六」と刻まれている。説明板によると、「練馬大根発祥の伝説に関わる石造物。又六は『武蔵演路』(安永7年:1780)で練馬大根を作り始めた上練馬村の百姓として紹介されており、又六の実在を証明する唯一の遺物がこの庚申塔。徳川綱吉が脚気(かっけ)の為練馬で療養していた時、旧家に栽培させたという言い伝えなどがある」らしい。この庚申塔は元は春日町3丁目33の富士街道沿いに建っていたが道路拡幅でここに移設した。環八春日町交番前の一本東の通り辺りだろうか。

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左の馬頭観音は造立年が安永7年(1778)霜月(11月)と古いもので、「豊嶋郡練馬之内海老谷戸村」「願主 若者中」の銘がある。説明板によると「海老谷戸はこの辺りの古い地名で、もとはここから南東へ1.3㎞の豊島園沿いの道が二又に分かれた場所(練馬4-18の北端)にあった」とある。側面には「右ハ 中村南蔵院道」「左ハ ぞうしかや道」とある。元の場所は以前にこの馬頭を探したことがある旧豊島園のすぐ傍である。海老谷戸はまさに旧豊島園の北側の旧地名である。

場所  練馬区春日町4丁目16-9

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