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2021年12月13日 (月)

慈眼寺の石仏(荒川区町屋)

慈眼寺は真言宗の寺院。創建は慶長3年(1598)で現在は慈眼寺ビルとも呼べそうな立派なビルになっている。寺の説明板では別名朝日薬師とよばれ、もともとこの地には朝日薬師があり、眼病や妊産婦の乳の出がよくなることに御利益があると村人の崇敬を集めていたようだ。いっぽう慈眼寺はもとは100mあまり北にあり、現在の町屋第二児童公園あたりだったという。朝日薬師である薬師如来像は寺院の本尊として今も信奉されている。

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それが江戸時代にこの朝日薬師の地に移転したらしい。寺の角には2基の石塔が立っている。左は剥離が激しくて文字が読み取れないが、どちらも弘法大師碑のようだ。剥離している左の方が明治33年(1900)4月の造立で、右はうっすらと「文化」の文字が見えるので江戸時代の文化年間(1804~1818)のものではないだろうか。

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境内に入り本堂前に進むと立派な宝篋印塔があり、その傍に馬頭観音がある。自然石を削って作ったものらしく正面に「馬頭観世音」と書かれ、脇に昭和3年(1928)3月の年紀が刻まれている。

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その後ろにも自然石を削ったようなもう一基の馬頭観音がある。これも「馬頭観世音」と刻まれているが年紀はなくいつのものかは不明である。「馬」と「頭」の間で折れて補修されているが戦災によるものだろう。なお寺の説明板には「境内には寛文3年(1663)銘および延宝6年(1678)の如意輪観音を刻した石塔ほか、多数の石造物がある」と書かれていたが見つからなかった。

場所  荒川区町屋2丁目20-12

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