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2021年12月22日 (水)

福性寺門前の石仏(北区堀船)

福性寺は北区堀船にある真言宗の寺院。寛永2年(1625)の創建で、本堂上に建つ昭和39年(1964)建立の八角堂が何処かエキゾチックな雰囲気を醸し出している。山門よりずっと手前に門柱が立っておりその脇向かって左に複数の石仏が祀られている。向かって右側は白山神社でこちらは福性寺よりもかなり古いようだ。

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堀船の地名は、江戸時代に合った堀之内村と船方村が昭和7年(1932)に合併してできた。それ以前のこの地は梶原堀之内村とよばれ、室町時代に太田道灌の孫である梶原政景が現在のポンプ所の辺りに屋敷を構えその屋敷堀の内にあった土地なので堀之内と名付けられたという。白山堀など堀に関する地名も残っている。門柱の左脇には、新しい石仏と古い石仏が混じっている。

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中央の屋根付堂宇の中にあるのは丸彫の地蔵菩薩立像で、これが延命地蔵尊と呼ばれるもの。後ろに「お賽銭はインド・チベット・スリランカの子ども達の奨学金になります」とあるのは、福性寺が30年来続けている仏教徒海外奨学資金のことである。丸彫の地蔵には文字が見当たらず造立年などは分からない。

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堂宇の左側には2基の古い石仏が並んでいる。右側の舟型光背型の地蔵菩薩立像は明和7年(1770)1月の造立。尊像左に書かれている文字は「六あミだ 左一番目道」と読めるが、どの道を指示しているのかは分からない。左側の白っぽい板碑型の石仏は庚申塔である。おそらくゼニゴケをきれいにしようとしてこんな風になってしまったのだろうと思う。古いもので造立は寛文3年(1663)10月。「奉造立石塔壹基信心 施主現世安穏後生善處故也」と書かれている。

場所  北区堀船3丁目11-3

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