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2021年12月29日 (水)

華蔵院薬師堂墓地の石仏(荒川区東尾久)

華蔵院の南約150mの所に華蔵院薬師堂墓地がある。明治時代の地図を見てもこの場所は墓地の印があるので、江戸時代から続く墓所なのだろう。この薬師堂墓地には本堂のある華蔵院よりも立派な六地蔵がある。

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2基の丸彫の地蔵菩薩の前に整列するように六地蔵が並び、右側には墓石の地蔵や観音が並ぶ。左の六地蔵の手前にある石柱は、大乗妙典六十六部供養塔。武刕豊嶋郡上尾久村 行者清右衛門入道信善と書かれているので、信心深い清右衛門さんが奉納したのだろう。

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六地蔵はなかなか見事なもの。一番左は庚申講中奉納の地蔵で、「奉造立六地蔵庚申講中為二世安楽也」「三屋同行七人」とある。造立年は宝永2年(1705)3月。二番目も宝永2年(1705)2月で「奉造立六地蔵為信栄清縁菩提也」「施主江川氏」、そして三番目も宝永2年(1705)2月の造立で、「奉造立地蔵為講中二世安樂也」とある。四番目は元禄16年(1703)7月の造立でこれも「奉造立地蔵為講中二世安樂也」とある。五番目も元禄16年(1703)8月のもので、「奉造立六地蔵為本立院妙感▢」「願主 森下氏」、一番右の地蔵は一番古く元禄15年(1702)霜月(11月)造立。元禄時代の豊かさを感じさせる六地蔵である。

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奥の丸彫地蔵菩薩は小さい方が享保7年(1722)5月、大きい方が明和4年(1767)8月の造立。左の台石には「為二世安樂 願主 清心」とあり、右の台石には「三界万霊 開眼供養導師法▢▢▢」とある。明るく開放的な墓所で、そこに立っていると何となく落ち着く場所であった。

場所  荒川区東尾久8丁目34-8

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