« 原稲荷の庚申塔(荒川区町屋) | トップページ | 慈眼寺の石仏(荒川区町屋) »

2021年12月12日 (日)

一本松の庚申塔(荒川区町屋)

荒川区町屋と足立区千住の間の隅田川の蛇行は江戸時代からほぼ変わっていない。この逆S字型の川の流れの両岸は見渡す限りの田んぼだった。賑わう現在の町屋駅周辺も隅田川沿いもすべてが田圃である、そんな中でこの町屋の一本松のある場所の意味を考える必要がある。

Cimg3980

都道尾竹橋通りから旧道らしい曲がりの分岐道に入ると広場と公衆トイレがあり、その一角に笹に囲まれて一本松の植えられたグリーンスポットなる植込みがある。昔から町屋の一本松と呼ばれた4坪ほどの丸い小丘を成す庚申塚がここにあった。ここに一本松と庚申塚があるのは、この場所が江戸時代は三河島村との村境であったためである。残念ながら先代の松は空襲で焼けて枯死したという。現在の松が何代目なのかは分からない。

Cimg3978

松の根元に一基の板碑型庚申塔が立っている。造立年は寛文8年(1668)9月とかなり古いもの。正面には「奉造立庚申供養一基二世安楽所」とあり、願主7人の銘がある。これより南西が町屋村原、北東から東が三河島村荒木田でその塞ノ神だったのだろう。この小さな植込みは一本松グリーンスポットという名称で平成6年に整備されたとある。

場所  荒川区町屋1丁目9-3

|

« 原稲荷の庚申塔(荒川区町屋) | トップページ | 慈眼寺の石仏(荒川区町屋) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 原稲荷の庚申塔(荒川区町屋) | トップページ | 慈眼寺の石仏(荒川区町屋) »