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2022年1月28日 (金)

阿弥陀院の庚申塔(足立区鹿浜)

真言宗の阿弥陀院は甘露山安養寺という号。 創建は天明2年(1782)と伝えられる。こじんまりとした小寺だが、現在でも百万遍の行事が残っており、足立区の無形民俗文化財になっている。

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境内に入り、本堂手前を左に進むと、無縁仏や庚申塔が祀られている。阿弥陀院のある鹿浜四丁目交差点あたりは、江戸時代鹿浜村押部、領家村、堀之内村の村境に当たる部分で、鹿浜村押部の西の端にあたる。

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まず目に入ってくるのは板碑型の立派な石仏。中央には「奉造立庚申待 供養 結願安樂所」とあり、脇には「乃至法界平等利益」と刻まれており、造立年は万治4年(1661)2月とある。青面下半分に歯願主名がたくさん刻まれているが僧侶の名前らしきものもあったりする。願主は番誉という人らしい。その下には蓮華蓮葉が描かれている。

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その先にあるのは駒型の庚申塔。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、邪鬼の表情が極めてユニークである。側面には安永元年(1772)11月の造立年と「庚申講中 十二人」という文字が刻まれている。個人的には駒型庚申塔の中でも秀逸なデザインだと思う。

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その脇には小さな馬頭観世音菩薩がある。かなり剥離が進んでおり、紀年は読み取れないが2月の文字があるようだ。このタイプの馬頭観音は明治時代から大正時代に多いが、上部の雨水による凹み等を考慮すると江戸時代の可能性も捨てきれない。

場所  足立区鹿浜7丁目19-7

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