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2022年2月19日 (土)

円光院の石仏①(練馬区貫井)

円光院は南池山円光院貫井寺が正式名。真言宗の寺院で、天正13年(1585)に没した円長法師による建立とされる。昔は寺の南側に大きな池があったので南池山、地名から貫井寺となった。現在は寺の東側に貫井川緑道が残されているが、この流域は昔は田んぼで低地であったから池があっても不思議ではない。

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赤い山門の横にずらりと石仏が並んでいて壮観である。以前訪問した時とは若干並びが変わっていた。一番右端から見ていきたい。まずは大きな馬頭観世音菩薩。角柱型で造立年は明治34年(1901)11月。背面に書かれているのは「当山にて2月に牛馬参詣の護摩行が行われている。その牛馬への報恩に建立した」旨が書かれている。

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クロマツを挟んで左に並んでいるのが二石で造られた六地蔵。一石六地蔵よりも二石六地蔵の方が珍しいのではないかと思う。造立年は安永6年(1777)で講中十五人と刻まれている。

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更に山門側には六地蔵が並んでいる。すべて丸彫の地蔵菩薩像で、造立年代は享保14年(1729)~明和4年(1767)でそれぞれの大きさが微妙に異なっている。

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左端にひときわ背の高い丸彫の地蔵尊があるが、これは六地蔵ではなく単体の延命地蔵である。造立年は享保20年(1735)で台石には「奉造立地蔵尊像」とあり「願主常念」とある。上練馬之内貫井村の銘があり、とてもやさしい顔をしている。

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山門を挟んで左側には背の高い角柱型の石塔があり、「子ノ聖観世音」と刻まれている。側面には文化7年(1810)小春とあるので11月くらいだろうか。右の低い方の石柱は明治41年(1908)に建てられた豊嶋霊場碑である。子ノ聖観世音は寺を開いた時に傍らに祠を築いて子ノ聖大権現を勧請したことに由来する。この観世音は牛馬の観音としても人気で、この石塔は信者の商人たちの講中が奉納したものらしい。

門前にはこれら以外にも多くの石仏があるがそれは次に紹介したい。

場所  練馬区貫井5丁目7-3

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