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2022年2月12日 (土)

谷原の庚申塔(練馬区富士見台)

西武池袋線の練馬高野台駅を回り込むように石神井川が南から北へ向きを変えて流れている。この辺りから北に向かって石神井川河畔の低地が広がり戦前までは水田が広がる農村地帯であった。西にある古刹長命寺から下ってきた道が富士見橋で石神井川を渡り東側の河岸段丘に上り詰めた丁字路に庚申塔がある。

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南向かいは擁壁の上が富士見台稲荷神社で須賀神社・御嶽神社が境内の末社。石神井川から上ってくるこの道は東高野山道という古道。庚申塔は立派な擬宝珠を維持した笠付角柱型の庚申塔で、造立年は宝永6年(1709)10月。この庚申塔が珍しいのは、正面には青面金剛像、右面には地蔵菩薩像、左面には阿弥陀如来像がそれぞれ陽刻されていることである。

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正面は日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が陽刻され、「奉造立青面金剛現當二世祈所 願主 観照院」とあり、「武刕豊嶋郡谷原村 庚申講結衆22人」とも刻まれている。観照院というのはかつて長命寺の塔頭の一寺であった寺だが廃寺になってしまったという。この庚申塔の一画は坂口商店というタバコ屋さんのようだが、既に営業していなかった。末永く守られるよう祈りたい。

場所  練馬区富士見台4丁目36-1

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