小沢家の馬頭観音(練馬区高松)
清戸道の説明板のある庚申塔から清戸道を西に100mほど歩くと、レンガ風の共同住宅の一画に馬頭観音が祀られている。実は庚申塔の場所も小沢家の土地で、ここもまた小沢家だったらしい。
小沢家だったときは植込みの垣根の中に埋もれるように立っていた馬頭観音が、10年ほど前に共同住宅になった時に写真のようにきれいなスペースになったようだ。
馬頭観音は上部が少し盛り上がったかたちの角柱型で、正面には「馬頭観世音」とある。脇には、大正13年(1924)4月の紀年が刻まれ、「施主小澤彦太郎」の銘がある。大正末期というと荷車、馬車、一部に自動車だったろうと推測されるが、まだ大半は人力、馬力の時代。古い街道沿いにある馬頭観音は過去に思いを寄せる良いきっかけだと思う。
場所 練馬区高松3丁目13-1
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