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2022年4月29日 (金)

駐車場の地蔵尊(杉並区下井草)

旧早稲田通りの角にある庚申塔から東へ歩く。15mも行くと広い駐車場があり、その手前の一画に地蔵菩薩が屋根付きで祀られている。平成初期に編纂された杉並区の資料では木造住宅の垣根の手前に地蔵が立っているが、今は広々とした駐車場の一画である。

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地蔵菩薩は丸彫の立像で、高めの基壇に載っている。この月輪の見事な地蔵菩薩の造立年は文化9年(1812)10月だが、大正4年(1915)5月に再建之とあるので再建されたもの。文化年間の紀年には四谷忍町 石工 本橋吉兵衛とある。本橋家はこの辺りに多い苗字だが、江戸時代に近辺の出身者が名石工になって四谷忍町(現在の四谷三丁目辺り)に居たのだろうか。大正年代の再建は当村附合中 石工 伊藤寅吉とある。

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台石の竿部分には四面に道標が刻まれている。正面が「南 ほりのうち道、右は「東 ぞうしがや道」、裏は「北 志んかうや道」、左が「西 とりゐさき道」とある。この辺りは下井草村と下鷺宮村の村境で、道が東西南北に延びていた。雑司ヶ谷村は今の目白台、堀ノ内村は善福寺川沿いの堀ノ内、松ノ木辺り、新高野は角の庚申塔にも出てくるが練馬高野台の長命寺のこと、ただ「とりいさき」が分からない。その下の基壇には「武州多摩郡念佛講中 井草村」とある。

場所  杉並区下井草2丁目33-2

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