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2022年4月 9日 (土)

氷川神社の庚申塔(足立区千住大川町)

千住大川町は東京府南足立郡千住町大川町が荒川の完成後周辺の町村と共に東京市に編入され、昭和初期に足立区千住大川町となった。永仁2年(1294)に創建したのが大川町氷川神社だが、明治44年に始まった荒川掘削の為に大正2年に移転を余儀なくされ、その後現在地に鎮座した。本殿脇には千住川田浅間神社富士塚があるが、氷川神社とともに荒川がある場所にあった川田耕地にあったものを大正5年(1916)に現在地よりやや西に移転。その後水道幹線工事の為昭和43年(1968)に今の場所に落ち着いた。

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この富士塚は高さが約3mほどで山頂の石祠は天保2年(1831)のもの。この富士講講社は高田(早稲田)の身禄同行の枝講で、千住大川町から荒川対岸の埼玉県の町村まで含む農民中心の講社だったという。氷川神社の境内は鄙びた雰囲気のいかにも村の神社という雰囲気だが、それが逆に歴史を感じさせてくれる。

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本殿前には石の布袋像があるが、これは千住七福神の布袋尊。千住七福神は平成20年(2008)に構成寺社が変更され現在は神社のみとなっている。変わることがあるんだという率直な感想である。布袋尊の左下に丸い力石のような大きな石に「庚申」と書かれた石碑がある。間違いなく庚申塔だが、元七福神のひとつだった不動院と新たな七福神のひとつである元宿神社にはよく似た丸石の庚申塔がある。この氷川神社の庚申塔の造立年等は一切記されていないが、3つの丸石庚申塔には関連性がありそうな気がしてならない。

場所  足立区千住大川町12-3

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