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2022年4月 6日 (水)

長円寺の石仏(足立区千住)

北千住駅から500mほど北の線路沿いにある真言宗寺院の長円寺。寛永4年(1627)に出羽湯殿山の行者雲海がこの地に庵を結んだのがはじまりとされる。その後延享年間(1744~1748)には殊に栄えたという。

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境内に入ると、右手奥には「八十八ヶ所巡り毛彫石碣(せっけつ)」という自然石に線刻をした石仏があり、珍しい民俗信仰の一面が見られるが、あまりに広がりすぎていて写真にきれいに納める術がなかった。

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山門脇には小堂があり、めやみ地蔵尊がある。めやみというのは「目病み」と書き、いわゆる眼病に御利益のあるお地蔵様ということである。小堂の周りには「め」というかな文字をふたつ書いた絵馬がずらりと並んでいる。本体のめやみ地蔵様は小堂の奥にあり、右足を立てた半跏像である。通常左足を立てた半跏像が多いのだが、珍しいと思う。

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境内の八十八ヶ所巡り毛彫石碣の手前には3基の石仏が祀られている。左は貞享3年(1686)8月造立の駒型の庚申塔。日月、青面金剛像、二鶏、邪鬼、三猿の図柄で、右脇に「庚申待供養二世安樂攸」と書かれている。中央の舟型光背型は珍しい大日如来像で、足下にいるのは邪鬼だろうか。庚申塔の可能性もわずかに残るが不明。造立年は寛永4年(1627)と行者が庵を編んだのと同じ年。右は舟型光背型の阿弥陀如来像で、寛文4年(1664)8月の造立。「奉▢念佛供養尊道行二十四人」と刻まれている。

場所  足立区千住4丁目27-5

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