« 蓮華寺の石仏(大田区西蒲田) | トップページ | 下井草の地蔵堂(杉並区下井草) »

2022年4月27日 (水)

妙成寺の石仏(大田区西蒲田)

大田区西蒲田にある妙成寺だが戦前の地図を見るとそこに妙成寺がない。というのも戦前は蒲田駅東口付近にあったらしく、明治5年(1872)の鉄道の敷設で境内が線路によって分断されて境内は殆どなくなり、昭和になって第二次世界大戦で強制疎開の為、昭和19年(1944)に西蒲田の現在地に移転したからである。

Cimg5066

江戸時代の西蒲田は女塚村(をなづかむら)と呼ばれており、明治になっても水田の広がる農村地帯だった。昭和時代の移転の為、本堂もすっきりしたもので、近代的な寺院という感じがする。山門の右手に題目塔があるように、日蓮宗の寺院で、創建年は不詳ながら江戸時代初期と伝えられている。

Cimg5068

山門左手にある笠付角柱型の題目塔は、文政12年(1829)8月の造立。日蓮の五百五十遠忌の報恩塔、かつ読誦塔である。対になっている向かって右手の角柱型の題目塔は、寛政9年(1797)1月の造立。どちらも蒲田駅の旧地からの移転だろう。

Cimg5071

境内には墓所入口に庚申堂があり、駒型の大きな庚申塔が祀られている。元禄3年(1690)10月の造立で、日月、青面金剛像、三猿の図柄だが、コンクリート製の基壇にも三猿が載っている。これは近年のものだろう。庚申塔の右脇には「奉造立庚申二世安楽」と刻まれている。

場所  大田区西蒲田6丁目1-10

|

« 蓮華寺の石仏(大田区西蒲田) | トップページ | 下井草の地蔵堂(杉並区下井草) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 蓮華寺の石仏(大田区西蒲田) | トップページ | 下井草の地蔵堂(杉並区下井草) »