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2022年5月 5日 (木)

富士見台の庚申塚(練馬区富士見台)

石神井公園辺りから都心に向かって千川通りに合流する古い道は前述の南無地蔵大菩薩の辻に出る道と、もう少し先で千川沿いの道に合流する道があった。この先の道が千川上水に出る辺りには水車もあったようだ。この辺りの古い字名は西原という。現在の南田中一丁目あたりを原と呼んでいたのにその東側のこの辺りが西原というのはちょっと不思議である。

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そんな古い道の脇にブロックに囲まれた広い庚申塚がある。この古い道は北側が谷原村、南側が田中村であった。ということは道そのものが村境ということになるので特にこの場所が塞ノ神というわけではない。この少し東では千川上水から北に分水があり、貫井川となって石神井川に流下していた。上水(用水)は峰を走り、川は谷を流れるその間を繋いで農業用水に用いられていたのである。

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庚申塔は舟型光背型のようである。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿が描かれており、右には「為二世安楽父母菩提」、左には「武列豊嶋郡谷原村 願主 大野七兵衛」とある。下部には「同行十五人」と刻まれており、造立年は享保15年(1730)11月である。小さな庚申塔だが、庵が立ちそうなほど広い境内(塚)にあるのでいささか極端な感じもある。

場所  練馬区富士見台2丁目14-6

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