« 祐天堂(江東区亀戸) | トップページ | 旧小村井村庚申塔群(墨田区立花) »

2022年5月31日 (火)

慈光院の庚申塔(墨田区立花)

北十間川の北側、東武亀戸線の西側の一帯は巨大な団地で、墨田立花団地という。その団地の東南に隣接するのが曹洞宗の慈光院という寺院である。訪問時は寺の改築中で養生された状態だったが、本堂手前の石仏の拝観は可能だった。

Cimg5546

慈光院は鎌倉幕府でも活躍した葛西氏の子孫が開基となり、永正11年(1514)に開かれた。葛西氏は「鎌倉殿の十三人」でも出てきた頼朝が千葉を廻って軍を集めた折に、上総氏~千葉氏~葛西氏と回って行った坂東武者の頭領である。ただこの辺りは第二次世界大戦でもほとんどが焼け野原になってしまった地域で、寺にも戦災殉職者の供養塔がある。

Cimg5549

供養塔の傍には笠付角柱型の立派な石仏が2基あり、左は三界万霊塔。造立年は寛政3年(1791)8月で、三段笠の重厚なものである。右の笠付角柱型の庚申塔は、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏(陰刻)、三猿が描かれており、造立年は元禄6年(1693)5月中旬で、施主は谷口氏の銘がある。青面金剛像脇には「奉待庚申供養塔」と刻まれていた。

場所  墨田区立花1丁目29-3

|

« 祐天堂(江東区亀戸) | トップページ | 旧小村井村庚申塔群(墨田区立花) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 祐天堂(江東区亀戸) | トップページ | 旧小村井村庚申塔群(墨田区立花) »