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2022年5月25日 (水)

普門院の石仏(江東区亀戸)

真言宗の普門院は訪問時は草木が生い茂り、本堂前の草木も伸び放題でまさか廃寺かと思ったほどだった。しかし本堂屋根にも樹木が生えている状態だからほぼ廃寺なのかもしれない。普門院は大永2年(1522)三股城(隅田川・荒川・綾瀬川が落ち合うあたりで現在の足立区千住から橋場あたりにあった)城中に創建された。元和2年(1616)に現在地へ移転している。三股城を調べてみたが分からない。

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寺伝によると、三股からここに移転する際に梵鐘を隅田川に落として沈めてしまったので、その場所が鐘ヶ淵という地名になったという伝説を持つ。亀戸七福神の毘沙門天でもあるのだが、寺の様子は如何に。

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本堂手前の墓地入口に数基の石仏が並んでいる。目立ったのは舟型光背型の地蔵菩薩2体。左の大きい方は寛文3年(1663)の造立で、月は削れていて補修されており読み取れなかった。上部に「念佛講結衆」とある。右の地蔵菩薩も寛文3年(1663)で仲秋彼岸初日の造立である。こちらも「念佛講願主逆修」と書かれている。

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その隣には角柱型の庚申塔がある。上部に日月が描かれており、下部には各面一猿、計三猿が陽刻されている。造立年は寛文8年(1668)10月で、中央には「奉造立庚申結衆二世安楽所」と記されている。境内も広く立派な寺院なのだが、どう見ても住職不在の廃寺に見えてしまう。生い茂った樹木の向こうには住職の住まいと思われる建物もあるようなのだが。

場所  江東区亀戸3丁目43-3

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