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2022年5月17日 (火)

郷土資料館裏の石仏⓶ (練馬区石神井町)

資料館裏の石仏の後編。池淵遺跡の広い緑地帯の中にポツンポツンと移設された石仏が立っている。池淵遺跡は縄文時代中期の遺跡で深鉢型の典型的な縄文土器などが出土している。その中にある残りの石仏(庚申塔)は5基、前編で紹介したものを加えると庚申塔7基、馬頭観音3基、道標1基となる。以前にあったもので如意輪観音像などが見当たらなかったので再訪は必至。

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写真の駒型の庚申塔は元禄16年(1703)11月の造立。紀年の下には「施主十一人 左方 はやせ道」とあり、尊像右には「奉造立庚申尊像二世安楽所 武刕徳丸村 右方 とく丸道」とある。日月、青面金剛像、三猿のシンプルなデザインである。

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次の駒型の庚申塔は「庚申塔」と大きな文字が彫られたもので、上部に日月が描かれている。下部の模様に三猿があるのではと凝視したがどうもなさそうである。右側面には天保12年(1841)3月の紀年があり、左側面には「今神 篠原久左ヱ門」の銘がある。今神は当時の下練馬村の字名で、現在の氷川台二丁目の諏訪神社の辺りである。

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東側の奥に回り込むとフェンス近くに3基の庚申塔が並んでいた。右端は駒型の庚申塔。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれており、青面金剛は左手にショケラを下げている。造立年は明和2年(1765)11月。左側面には「武州上練馬村 中田から 講中拾人」とある。「中田から」というのは中田柄ということだろう。中田柄は現在の田柄3丁目にあたる。

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中央の庚申塔。シンプルな駒型の石の正面には、「奉造立青面金剛心願成就祈所」とある。その両脇には文政元年(1818)9月の紀年と、「願主 本村 並木九左ヱ門」の銘がある。

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左の庚申塔は笠付角柱型で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄で、二鶏は線刻である。右側面には享保12年(1727)10月の造立年があり、「同行廿人  奉供養庚申塔石橋一ヶ所諸人快樂祈処」とあり、「武州豊嶋郡中新井村  願主 田中半左衛門」の銘がある。中新井村は現在の豊玉と中村の辺りの村名である。

場所  練馬区石神井町5丁目13-30

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