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2022年6月21日 (火)

梅田稲荷の石仏群(足立区梅田)

梅田稲荷神社の創建は不詳。江戸時代には南足立郡梅田村の鎮守であったらしい。その稲荷神社の社務所前に石仏が集められている堂宇がある。新しい小さな地蔵などもあるが、ここは主だったものを見ていきたい。

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普通稲荷神社にこれだけの石仏が集められているケースは少ない。ただ村社レベルになると意外に数基の石仏が集められている稲荷神社は多い。小生の近所の稲荷神社も地蔵1基、庚申塔5基がある。

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手前の2基は左が庚申塔、右が大乗妙典六十六部供養塔である。左の庚申塔は舟型光背型で、寛延3年(1750)11月の造立。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿が陽刻されており、「奉造立庚申」「梅田村」「女講中三拾四人」などの文字がある。この庚申塔は元は梅田4-32にあったという。実はそれを知らずに梅田4-32の庚申塔を探したが、新しい戸建があるだけで跡形もなかった。右の櫛型角柱型の供養塔は大日如来を中央に配し、蓮葉と蓮華を模った見事なものだが、年代などは不詳。

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後列左にある背の高い石仏はおそらく不動明王像であろう。文字がまったく見られないので詳細は不明だが、上部と下部で材質も違うので、後から補修されたもののようである。

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その隣にある駒型の庚申塔は造立年は見た限りでは発見できなかった。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄で、青面金剛の頭部には蛇がトグロを巻いている。

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右奥の隅に収まっているのは角柱型か駒型かは分からないが、馬頭観音であろう。日月の下に馬頭観音が陽刻されているが、中央でいったん折れてしまい補修した跡がある。側面を見るとかろうじて寛延3年(1750)7月(もしかしたら寛政3年かも)の文字が見える。

場所  足立区梅田5丁目9-4

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