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2022年7月15日 (金)

西光院の石仏(足立区竹の塚)

先日は北千住の千住曙町の西光院の庚申塔について書いたが、同じ西光院でもこちらは足立区竹の塚にある西光院である。どちらも真言宗の寺院だが、千住曙町の方は真義真言宗、こちらは真言宗豊山派と少しだけ異なる。創建は河内与兵衛胤盛という人物が開基となり江戸時代初期らしい。もとは小田原北条氏の家臣だったようだが、後に竹塚村に土着し、徳川に仕え、代々村の名主だったという。

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山門を入る正面に本堂があり、右に大きな銅製の大日如来像がある。この大日如来像は元禄12年(1699)9月に建立されたもので、河内家の子孫らの名前が記されている。

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大日如来の脇にあるのが2基の庚申塔。右の駒型の庚申塔は享保11年(1726)正月の造立。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が陽刻されており、脇には「奉供養青面金剛所願成就所 竹之塚村」とある。左側の小さい方は舟型光背型の地蔵菩薩立像だが、「▢蔵庚申供養二世安楽 講中九人」とあるので庚申講中による地蔵である。造立年は元禄11年(1698)10月で大日如来とほぼ同年代になる。

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墓所入口の無縁仏塔の中にはなかなかの石仏も混じる。右端手前の舟型光背型の如意輪観音像は「為妙栄禅定居士」とあるので墓石と思われるが、寛文3年(1663)5月の造立でひときわ目立つ石仏である。左端の丸彫の地蔵菩薩は墓石ではなく「奉待菅谷吉兵衛尉重」とあり、造立年は宝永4年(1707)8月。地蔵講中や念仏講中の可能性もあるし、豪農が単独で建之したものとも考えられる。

場所  足立区竹の塚1丁目13-16

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