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2022年8月20日 (土)

源法寺の石仏(江戸川区東小松川)

浄土宗の源法寺は天正元年(1573)の開山と伝えられる。寛政9年(1797)の火災で堂宇や古文書を失った為、その後防火用に彫りをめぐらしたので掘まき寺と呼ばれた。戦前の地図にはきれいに寺の周りを堀が巻いているのが描かれている。西を流れていた境川と東を流れていた前堰川の間を繋ぐようにあった用水路を利用したようだ。船堀街道の東200mほどのところを曲がりくねりながら南北に通る道筋がかつての前堰川である。

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大きく立派な本堂が圧巻だが、この本堂は昭和38年(1963)の再建である。その前の本堂は昭和10年(1935)に再建されたが戦災で焼失している。本堂の右手には墓所が広がっている。

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墓所の入口に立派な堂宇に祀られた見事な舟型光背型の地蔵菩薩立像があった。光背に多くの文字が書かれているが、摩滅が進んでいて文字を読むことは叶わなかった。

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本堂前を左に山門近くまで戻ると享保8年(1723)4月の宝篋印塔を囲むように石仏が並んでいる。その中の左端にあったのが、この珍しい舟型光背型の庚申塔である。造立年は寛文3年(1663)10月で、青面金剛像が妙に小さい。その他は下部に三猿が陽刻されているだけだが、存在感のある庚申塔である。右には「奉造立石像人」とあり、上部には「現世無比楽 庚申仰信者 後生清浄土」とある。青面金剛と三猿の間には10名ほどの願主名が刻まれている。

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庚申塔の少し右にあったのがこの写真の雷神造。上もしたもどうも雷神のようである。文字はほとんど見られない。雷神像は知名度の割にはめったに見られない。上も下もユニークなプロポーションと雰囲気を持っている。裏側にも雷神が二体彫りこまれている珍しいものである。

場所 江戸川区東小松川2丁目16-19

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