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2022年8月17日 (水)

東善寺の石仏(江戸川区松江)

江戸川区松江にある東善寺は真言宗の寺院で創建は戦国時代の1500年代とされる。現在の本堂は鉄筋コンクリート造りで昭和45年に建てられたもので、山門(門扉)などもモダンな造りになっている。この辺りは昔は東小松川村の中でも新道と呼ばれた場所で、千葉街道からまっすぐに江戸川の今井に新道(今井街道)が通っていた。

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ちなみに前述の今井街道沿いに1925年に鉄道が敷設された。東荒川駅~中之庭~松江駅~一之江駅~瑞江駅~今井駅という路線で、城東電気軌道という路線。しかしうまくいかず1942年には東京市電の一部に組み込まれ、鉄道はトロリーバスになり、1968年にはそれも廃止になった。

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境内に入ると本堂前から左に進んだところに、庚申塔が3基並んでいる。右の駒型の庚申塔は天明5年(1785)の造立で月は欠損していて読めない。日月、青面金剛像、邪鬼で三猿は見えないが、基壇には家内安全と大きく書かれている。右側面の紀年に対して左側面には道標らしき文字があるが「江八こう中」と読める。こう中は講中であろう。江八はわからない。中央の大きな駒型庚申塔は天保12年(1841)7月の造立で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿(台座)の図柄でショケラを下げている。左の駒型庚申塔は紀年が見られない。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、かなり摩滅が進んでいる。基壇の文字だが申申申と3つ並んでいるように読めて謎である。

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墓所入口にはこの舟型光背型のとろけ気味の地蔵菩薩像があった。光背部に文字が刻まれていたようだが、摩滅していてほとんど読み取れない。近くには享和2年(1802)2月造立の宝篋印塔もあったが、そちらはどうも一個人(一家)で建てたもののようで、江戸時代末期の豪農だったのだろうか。

場所  江戸川区松江1丁目4-4

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