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2022年8月 3日 (水)

水神宮の庚申(足立区綾瀬)

JR常磐線綾瀬駅から北へ1.3㎞程の綾瀬7丁目、南北に伸びた綾瀬1丁目~7丁目で最も北にあるのが7丁目。そこにある龍慶寺の横に付随するように水神様がある。かつてこの辺りは五兵衛町と言った。それ以前は五兵衛新田である。

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ここに水神様が出来た経緯は分からない。もともと龍慶寺に付随する民間信仰の対象だったのだろう。伊勢信仰あるいは産土神として信仰されてきた。昔の若者の力比べを伝える力石もある。

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左側には駒型の庚申塔がある。造立年は宝暦6年(1756)11月で、日月、青面金剛像、三猿のシンプルな造り。「庚申講中」という文字が右下に刻まれている。その後ろには自然石を使った道標で、「成田山道 従是十六里 講中」と彫りこまれている。

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右側にはゼニゴケで白くなった手水鉢がある。側面の文字を読んでみると、正面には「奉納」と大きく書かれ、側面には「庚申子中」とあり願主名が10人銘見られる。反対側を見ると造立年は文政元年(1818)12月とある。仲右ヱ門、藤四郎の施主名も刻まれていた。

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鳥居を見上げると、鳥居に掛かった扁額の裏に文字が刻まれている。「奉献 吉田氏」「万延元年庚申歳 九月」1860年である。果たして庚申講中によるものかどうかはこれだけではわからない。しかし寺院の門前にこれだけ様々な民間信仰を想起させるものが残っているのは素晴らしいことである。

場所  足立区綾瀬7丁目10-8

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