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2022年8月13日 (土)

永福寺の石仏(江戸川区東小松川)

小松川境川親水公園の緑道の東側に宝積院と永福寺が並んでいる。永福寺の入口は路地を入った奥にあり、なぜこういう入口なのだろうと不思議に思った。昔の地図をいくつか見てみたが境川の流れを挟んで江戸時代から沢山の人家があり、どのルートがメインという形ではなかったようで、この路地もちゃんとした重要な生活道路だったのだろう。

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門をくぐり、林の中の道を奥へ進んでいくと新しい立派な山門が建っていた。左右には阿形吽形の木像があり、相当立派なものである。まずはこの山門をくぐり本堂にお詣りする。

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本堂手前の墓所入口辺りには、善照寺と同じように大きな宝篋印塔と対の燈籠がある。善照寺も永福寺も同じ真言宗の寺院で、永福寺は1500年代中頃の開山とされる。宝篋印塔は宝暦14年(1764)2月の造立で、「武刕葛飾郡東小松川村」の銘がある。手前の対の燈籠は個人の供養塔らしくこれは善照寺と異なる。燈籠の造立年は天和元年(1681)12月である。

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山門に戻り林の道の北側に2基の石仏が建っている。左は不動明王像で、裏側に寛政4年(1792)9月の紀年がある。基壇には「万人講」とあり、側面には「南無興教大師」「四國三十四番土州種間寺写  永福寺」とある。種間寺は四国八十八ヶ所霊場の第4番札所。右の石仏は駒型の庚申塔である。造立年は安永8年(1779)6月とあり、右側面には「奉造立庚申」とある。日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、青面金剛は左手にショケラを下げている。基壇には「入庭講中」とある。「入庭」というのは集落名で、東小松川村には大江川、上の庭、新道、中の庭、入の庭、渡し場、品清という集落があってその一つ。入の庭には今も水神講があり祭礼を行っているという。

場所  江戸川区東小松川2丁目1-15

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