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2022年9月 9日 (金)

東四つ木の地蔵堂(葛飾区東四つ木)

荒川放水路の左岸、頭上に延びる首都高速環状線のかつしかハープ橋のカーブが近代建築の美を醸し出しているが、その足元には木造の堂宇が一宇交差点の一角に立っており、複数の時代が同じ空間にあって静と動を感じさせてくれる。写真右の道路は東四つ木コミュニティ通りと現在は呼ばれている道だが、実は江戸時代からある道で、木下川薬師(当初の位置)から立石方面へ農業用水沿いに通っていた街道である。

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堂宇はしっかりしたもので、地図には地蔵堂とある。ところが格子の間から中を覗いてみると中にあるのは地蔵菩薩とは違うもので、よく見ると比丘尼像である。広い堂宇の中にあるが、比丘尼像が1.5mほどもあるのでがらんとした感じではない。

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輪光が舟型の上部にあり、比丘尼像の右には「妙悟禅定尼 浄安禅定門 為逆修菩提也」とある。台石には「講中一同 木下川村」とあり、造立年は寛永11年(1634)7月ととても古いものである。比丘尼像は逆修なので生前に建てられたものだろう。それを木下川村の人々が後に祀って台石に載せたのではないかと思う。別述する木下川薬師にも複数の比丘尼像があったので、この辺りは比丘尼が流行りだったのだろうか。

場所  葛飾区東四つ木3丁目1-16

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