路地裏の庚申塔(葛飾区四つ木)
京成押上線四ツ木駅の北約300mの路地の裏手にひっそりと庚申塔が祀られている。目印となるものはないが、キャプテン翼の日向小次郎の像がある四つ木公園の北の一角とでも言おうか。住所を辿るしかないかもしれない。
電柱の影に隠れるように屋根付きの区画があり、庚申塔が1基祀られている。こういう庚申塔はいつも花やお供え物が供えられていて、今でも大切に守っている人がいることが分る。像形は舟型か駒型か分からない。上部が大きく欠損しており、中央部も折れて補修された跡がある。空襲によって壊れてしまったのだろうか。
日月は有るかどうかわからないがおそらくあっただろう。判別できるのは青面金剛像、邪鬼。葛飾区の資料には三猿もあると書かれているが今一つ自信がない。「奉造立石塔庚申結衆現當二世安樂攸」と刻まれている。造立年は分からなかったが、区の資料には宝永3年(1706)▢月17日とある。邪鬼の下の平面の部分には願主名が並んでいるようだがこれも判別が難しい。
場所 葛飾区四つ木1丁目33-17
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