高橋米店の庚申塔(葛飾区西新小岩)
旧中川に架かる上平井橋を東に渡ると2つ目の信号機の交差点の角に高橋米店という看板のお店がある。2015年くらいからシャッターが閉まっていて、2018年5月付のGoogleストリートビューでは老夫婦が玄関前の植木の水やりなどしている姿が映っているが、それ以降はシャッターが閉まったままのようである。
信号の角を北に曲がった所にも植込みがあり、実はその中に庚申塔が埋もれている。上の写真は高橋米店の東側の壁面で、この庚申塔もご夫婦が守って来られたのだろう。
駒型の庚申塔で、日月はかすかに痕跡があり、青面金剛像、邪鬼、三猿が描かれているが、二鶏もそれらしき痕跡が見える。造立年は資料によると、宝暦2年(1752)4月とある。昭和の古い街角の商店、植込みに隠れた庚申塔。時代の移ろいの中で必死に生きている、残されている感じが伝わってくる。
場所 葛飾区西新小岩5丁目9-9
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