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2022年11月15日 (火)

足立区立郷土博物館の石仏(足立区大谷田)

足立区立郷土博物館は鉄道とバスで行く博物館。亀有か綾瀬からバスが出ている。館内には何気なく谷文晁の掛軸などがあって驚く。かつてのヤッチャ場(千住市場)の再現など、なかなか面白い。

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山門風の入口を入ると、右正面が管内への入口。左側を見ると壁沿いに沢山の石仏石碑が並んでいる。今回は力石や道標は割愛させていただいたが、石橋供養塔や道標も詳しい説明板があって興味深い。

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入口側に堂宇があってその中に在ったのが駒型の庚申塔。上部に欠損が見られるが、青面金剛像、邪鬼、その下に三猿の一部がある。造立年は不詳だが説明板には文政年間(1818~1830)のものと書かれている。江北周辺にあった下沼田村の庚申講中による造立で、橋供養と同時に造立したとある。元の場所は江北橋の土手下で足立区江北2丁目14番地先である。

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上の馬頭観音は駒型で像形のしっかりしたもの。近くに石祠型の馬頭観音もあったが、こちらの方が馬頭観音らしい。造立年等は分からない。その右側にはいくつかの道標が並んでいた。

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屋根付堂宇の中には3体の石仏がある。左端は「百体庚申塔」と書かれているが、猿田彦・庚申・青面金剛を5行10体合わせて百体分を文字で側面に刻んでいるようだ。嘉永元年(1848)7月の造立で、「武州足立郡二ツ家」の銘がある。中央の駒型庚申塔は寛政12年(1800)12月の造立で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄に青面金剛左手にショケラ。これも「二ツ家村庚申講中」の文字がある。これらは足立区青井5丁目1番地先の下妻街道辻にあったもの。右の弁財天の化身(宇賀神)の駒型の石仏は、同じく青井に在ったもので、南花畑の不動院に導く道標だった。不動院には有名な弁財天がある。道標の造立年は宝永3年(1706)で、不動院にある宇賀神像よりも古い。

場所  足立区大谷田5丁目20-1

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