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2022年11月21日 (月)

延命寺の石仏(葛飾区青戸)

真言宗の延命寺は、国道6号線水戸街道が中川を渡る中川橋の右岸にある古刹。橋の近くから参道がまっすぐに伸びており、本堂の手前に山門がある。延命寺は中川のほとりにあるため、何度となく中川の洪水に襲われてきたが、今もまだ続いているのは凄いことだと思う。

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延命寺の創建は嘉応元年(1169)という古さ。平安時代末期である。当時坂東(関東地方)には武士団が割拠するようになり、まずは東山道に近い秩父氏が勢力を広げた。その子孫のひとつが江戸氏で、江戸重長の頃には江戸の広いエリアを支配していた。本拠地は世田谷区喜多見である。

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山門脇に堂宇がありその中には丸彫の地蔵菩薩立像が祀られている。台石には、延享元年(1744)6月の造立年が刻まれ、中央に「奉造立地蔵菩薩」と刻まれている。台石左右にはそれぞれ、浄真信士、授迎童子の命日が刻まれているので、墓石だったのかもしれない。

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延命寺で有名なのはこの板碑型庚申塔である。「二十一仏庚申供養塔」の名で葛飾区の指定有形文化財になっている。二十一仏というのは上部に刻まれた梵字21文字で山王二十一社の種子を指す。その下には「奉彫建石佛 庚申結衆 行蓮坊」「庚申待成就」などいくつもの文字が刻まれている。造立年は承応4年(1655)とある。

場所  葛飾区青戸8丁目24-29

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