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2023年1月28日 (土)

東陽院の石仏(大田区仲六郷)

大田区仲六郷の京浜急行線とJR東海道線の間にある東陽院は真言宗の寺院で、創建は1630年代とされる。東海道が近いので東海三十三観音霊場の第18番にもなっている。

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山門を入ると正面に本堂があり、これは江戸時代のものらしいが関東大震災の時に瓦屋根から銅板葺きに変えたという。山門の右手に墓所があり、その手前に石仏が並んでいる。

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右端の丸彫の地蔵菩薩は単独のもの。台石に元文6年(1741)の紀年が入っている。隣りの丸彫の六地蔵菩薩は宝暦13年(1753)の晩秋の造立とある。6基のうちの2基には二世安楽の文字があり、観音講中による造立らしい。

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六地蔵の左後ろにあるひときわ大きな丸彫の地蔵菩薩の台座には三猿が陽刻されている。これは庚申供養塔として扱われていて、造立年は不詳。昭和40年代の庚申塔の文化財調査の折にも詳細は不明となっている。

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左端には手前に舟型の如意輪観音があるがこれは墓石である。造立年は正徳5年(1715)11月で、浄実妙厳信女という戒名が刻まれている。興味深いのはその後ろのなんだかわからない石仏で、資料によるとこれは庚申塔らしい。自然石の上方には塔を取り巻くように三猿が彫りこまれ、頂上には宝珠に見立てたようなとぐろを巻いた蛇がいる。三猿の下には二鶏も描かれているようだ。造立年等は全くない。このタイプの庚申塔は初めて見た。

場所  大田区仲六郷4丁目6-2

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