東池袋六又交差点の庚申塔(豊島区東池袋)
池袋駅東口のロータリーから北へ向かい王子駅前に行く道は明治通り。昔、浦和ICまで行かないと東北自動車道に乗れない時代、早朝の池袋駅前の明治通りを北上して六又交差点を越えて王子、赤羽、浦和と時間を掛けて走ったものである。この六又交差点周辺には意外なことに庚申塔が2基もある。ひとつは過去に紹介した、庚申ビルの庚申様である。
帝京平成大学池袋キャンパスの一本手前の路地の奥に自然石の庚申塔と自然石の燈籠があった。場所は東池袋2丁目56番地先である。ところがこの庚申塔が少し前(おそらく2022年)に六又交差点の前のビルの脇に移転していた。
この庚申塔、造立年は天保13年(1842)2月で、裏側には紀年と「大道村中」という文字がある。大道村が何処かは分からない。私の故郷である山口県に大道(だいどう)という土地があるが絶対に無関係。それ以外では大阪府と熊本県にあるようだがそれも違う。江戸時代の池袋はとてつもない田舎の村で、この辺りは川越街道が小川を渡っていたが人も住んでいないところでおいはぎなどもあったかもしれないような場所である。
場所 豊島区東池袋2丁目60-3
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