上一色天祖神社庚申塔(江戸川区西小岩)
新中川の東側(左岸)、都道315号線の上一色橋と、鉄道マニアの知る新金貨物線の中川放水路橋梁の間にあるのが上一色天祖神社。南北両方に鳥居があり、どちらからもアクセスできるようになっているが、神社本殿は南向き。中川放水路が出来たのは昭和中期だが、遥か昔からこの地には南からアプローチする天祖神社があった。
写真の鳥居は北側の入口。天祖神社の創建は不詳ながら、かつての上一色村の鎮守だったらしい。江戸時代後期には祭りが記録されているし、寛永16年(1639)の棟札があるそうなので、江戸時代以前からあったと考える方が自然だろう。
北側の鳥居の脇には屋根付きの堂宇があり、駒型の庚申塔が祀られている。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が陽刻されており、青面金剛の頭上には「奉供養」、右下には「庚申講中」とあり、左側には正徳4年(1714)9月の造立年が刻まれている。
場所 江戸川区西小岩2丁目2-8
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