本城寺の庚申塔道標(江戸川区鹿骨)
江戸川区鹿骨にある本城寺は日蓮宗の寺院。創建は弘治元年(1555)と古く、千葉県松戸の本土寺の僧が隠棲して草庵を編んだのが始まりとされる。度々災害に遭ったり、弾圧を受けたりしたが現在までに至っている。
山門は見る限りかなり新しいもので見事な造りである。山門をくぐると正面に本堂、境内も近年かなり手が入れられたらしくとてもきれいである。山門の裏手入って左側に庚申道標が立っている。
背の高い台石に載せられた庚申塔は駒型で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄である。台石には大きく「講中」と書かれており、脇に「西 江戸道」とある。側面には「北 浅間道」「南 可わら道」と書かれている。造立年もあり、文化11年(1814)6月と刻まれている。もとは鹿骨三丁目1-9の旧河原道にあったらしい。現在の鹿骨東小学校の傍だが、当時はあの辺りが鹿骨の中心だった。
場所 江戸川区鹿骨4丁目20-1
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