江戸川土手の庚申塔(江戸川区北篠崎)
江戸川の土手に向かって上る道が左右に股割きのように分かれる地点に庚申塔と地蔵菩薩像が立っている。場所としては江戸川区北篠崎1丁目7番と、北篠崎2丁目28番の境界上にあるような位置である。
後には卒塔婆が少しだけ立っている。供養に訪れる人がずっといるのだろう。右の地蔵菩薩像は文字が消されてしまったのか、何も書かれたものがない舟型光背型の石仏である。左は駒型の庚申塔で少し集めの石材に陽刻してある。
正面には造立年があり寛保元年(1741)8月とある。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が陽刻されている小さいながらも好作の庚申塔である。古くからこの土手に祀られていたようだが、かつてはこの辺りが篠崎村の笹ヶ崎の中心地であった。
場所 江戸川区北篠崎2丁目28/1丁目7
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