新左エ門の坂(調布市入間町)
七曲がりの坂の脇道が中央学園通りに分断された先、廃道になりそうな道が残っているが、その脇の斜面にあるのが辨天山宇賀辨天堂跡。弁財天は蛇の化身、宇賀神ともされ、水の絡む場所に祀られていることが多い。
その斜面の脇から崖線を上る道がある。これが新左エ門の坂と呼ばれる坂道である。坂上に向かって右側が辨天山、左が入間町一丁目緑地として、国分寺崖線の貴重な自然が保護されている。坂名は、地主鈴木家が代々新左エ門を襲名したことから付いたらしい。
坂上までの高低差は、下が標高30m、上が標高45mで15mの高低差がある。国分寺崖線は田園調布を突端にして、多摩川左岸を上流までずっと崖線を形成しているいわゆる河岸段丘地形である。成城学園前周辺を中心に調布市まで魅力的な崖線が連続している。
場所 調布市入間町1丁目
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