本村坂(調布市若葉町)
大坂のひとつ北側にある坂道が本村坂。「ほんむらざか」と読む。坂下には調布市立若葉小学校がある。しかしこの小学校は比較的新しく、昭和36年(1961)に滝坂小学校の分校として開校した。それ以前は小学校の真ん中を本村坂が貫いていたのである。
若葉小学校の裏手から本村坂が始まる。最初私は「ほんむらざか」だと思っていた。この辺りが武者小路実篤も住んでいたことから集落の中心だったから本村と勘違いしたわけである。実は本村(ほんむら)というのは江戸時代の名主吉田家の本家筋の姓だという。この辺りの大地主で、坂の途中に墓所があったようだ。
現在は坂の途中は崖線の森の中を通る気持ちのいい道になっている。坂下の標高は30m、坂上の標高は47mで大坂とほとんど同じ。こんな道だが江戸時代からこの道もあったようだ。
場所 調布市若葉町3丁目
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