道生神社の道祖神(調布市飛田給)
道生(みちおい)神社は京王線飛田給駅の南東にある小さな神社。創建年代は不詳。元は調布飛行場の場所に在った山王社が道生神社と明治時代初期に改称、飛行場の建設によって移転を余儀なくされ飛田神社を合祀して現在地に移ったという。神社の前の道はかつての品川道であり、青梅奥多摩から多摩川河口へ筏に乗って木材を運んだ筏師が戻る街道(筏道)であった。
神社の鳥居は旧品川通り側ではなく、側道側にあるが、これは道路側の敷地を公園としたためだろうか。現在の鳥居をくぐり手水鉢の手前に一基の角柱の石塔がある。正面には「道祖神」と書かれ、嘉永4年(1851)7月の造立年がある。左側には「上飛田給下組講▢」とあるが、これは筏道とも関係しているのだろうか。
場所 調布市飛田給2丁目39-20
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