大師堂の石仏(調布市上石原)
調布市にある味の素スタジアム南東、国道20号線を越えたエリアに墓地がある。西光寺の下寺で大師堂(寮)と呼ばれている。墓地は飛田給共同墓地で、おそらくは西光寺の境外墓地ではないかと思われる。
「この先行き止まり」と出ているが構わず進んでいくとやや広めの墓地に入る。左の樹木の脇にあるのが大師堂であろうか。その脇の墓地の入口に地蔵菩薩が祀られている。
右の仏形座像は墓石のようである。紀年は文化14年(1817)11月とあり戒名が刻まれている。仏形像は法界定印を結んでいるが、薬壺のようなものを抱いているので薬師如来と言いたいところだが見た目が異なる。左の丸彫の地蔵菩薩立像は、明和8年(1771)11月の造立で、正面には「大乗妙典六十六部日本廻国」とあるので巡拝塔。「武刕多摩郡上石原村 行者 慈性」の銘がある。
場所 調布市上石原1丁目1-8
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