下仙川村辨天坂庚申(調布市緑ヶ丘)
甲州街道(国道20号線)の仙川駅入口の交差点を駅とは反対の北側に進むと、間もなく右手にスーパーいなげやがある。道はそのまま下り坂になって弁天橋で仙川を渡る。仙川の少し手前の坂下の角には小さな堂宇があり、庚申塔が祀られている。
写真左の坂道は昔から弁天坂と呼ばれてきた坂道だが資料はなく、仙川に架かる弁天橋もこの弁天坂も、なぜ「辨天」の名を持つのか分からない。橋の北側には八幡神社があるが辨天ではない。堂宇の中の庚申塔は駒型で、日月、青面金剛像、三猿の図柄である。
造立年は左にあり、宝永元年(1704)10月とある。「同行九人 下仙川村」の銘がある。尊像右側には「奉造立青面金剛童子現當二世安楽祈所」とあるが弁天の文字はない。庚申塔だから無理もないが、北千住の千住仲町の氷川神社には庚申弁天があったので、例がないわけではないが。
場所 調布市緑ヶ丘1丁目1
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