調布駅の北口近く、国道20号線と旧甲州街道の間に大きな地蔵堂がある。境内にある案内板によるとどうも大正寺の境外仏堂らしい。多摩川34観音の20番札所とあるが御朱印は大正寺で出している。

山門のゲートを開けて境内に入ると、地蔵堂正面には丸彫の地蔵がある。ただ文字などが何処にもなく、調布市の資料でも不詳となっている。上の写真の山門の右、塀の裏手に小さな屋根が見えるが、この屋根の下には別の地蔵菩薩が祀られている。

この地蔵は北向地蔵と呼ばれており、まさに北方向を向いて立っている。舟型光背型で造立年は延宝8年(1680)10月とある。下部には願主名も刻まれている。
場所 調布市小島町1丁目18-4
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