浄水場前の馬頭観音(調布市富士見町)
国道20号線、天文台通りそして中央自動車道が交わる上石原交差点から天文台通りを北進、40mほど先の分岐点の植込みに石仏がある。天文台通りの斜め向かいは浄水場で、石仏の傍には「浄水場」バス停がある。
この自然石の石仏には、「駒形大明神」と「馬頭観世音」という二つの名前が刻まれており、双体神となっている。駒形も馬頭も牛馬の意であろうから、同じものを示している感がないでもない。右には「保食神止申天牛馬及五穀移植主賜布尊神奈里」とある。下部には「右ハ じんだいじ道、やぎさわ道」「左ハ おふさわ道、ところさハ道」とある。深大寺、柳沢、大沢、所沢の意であろう。
裏には嘉永5年(1852)10月再建とある。基壇にも文字があるが土中に埋まり読めない。資料によると、上石原村と上飛田給村の馬持が発起人らしい。「府中観音講、馬▢労連中、・・・」などの文字が土中に埋まっているようだ。
場所 調布市富士見町1丁目20-3
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